メカ丸の保全日和

生産技術・設備保全の備忘録

生産技術が将来性のある職種である3つの理由

どうもメカ丸です。

 

今回生産技術が将来性のある職種である3つの理由について書いていこうと思います。

 

生産技術という職種を全く知らない方はぜひ”生産技術とは?”の記事をご覧になってください。

 

hozenbiyori-mekamaru.hatenablog.com

 

製造業の中では”きつい”イメージの方もいるかもしれませんが将来性は意外に明るく、その誤解を今回は現役の生産技術職のメカ丸がその3つの理由を紹介します。

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多くの知識を得られ、そして学べる

製造業の醍醐味はものづくりです。その主役はオペレーターといって実際に手で工具を使用して物を作る人や機械を操作して製品を加工して作る人になります。生産技術はその使う工具や機械を修理、整備していく仕事になります。その為、求められる知識は会社全体になり1種類の機械では無く複数の機械、生産ラインの知識が必要になります。工場内の電気、または梯子や台など設備インフラも見ていく必要があります。

機械工学、電気工学、空気圧、油圧、ガス、溶接、フォークリフトなどの運転、クレーン操作、図面、設計など製造業の知識は全てと言っても過言ではないかもしれません。

生産技術で働いていたが退職してしまった・・・そういった方でもある程度しっかり生産技術で働いた方なら知識は豊富なはずです。

転職であってもかなりの強み、経験になると思います。

製造業は人手不足により生産技術は売り手市場の為、生産技術の経験を欲しがる企業は多いはずです。

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AI、ロボットなど未来の技術に仕事を取られない

世間では"ロボットやAIに仕事を取られる”と言われ、現に取って代わられるような業種も増えてきているかと思います。製造業も他なりません。なぜならほかの業界よりもロボットのように精密な機械と密接な仕事になるからです。

私は過去に機械加工の会社に勤めていましたがその時も初めのうちは汎用機械を手で操作し仕事をしていましたが次第により手では無く機械、ロボットが実際に加工を行う機械を扱うようになっていきました。

10年程前の当時でも数値を入力するだけでより高速に精密な加工ができていました。

このことから製造業はよりロボットなどを生産ラインに取り入れて行くようになります。

ただ生産技術は設備保全など機械の故障などを修理、整備する業種になります。ロボットなどの産業機械が自らの手で修理する未来はさすがにまだまだ先になるかと思います。その為、産業機械の修理、整備をする知識はこれから必ず重要になります。また予知保全といってAI技術取り入れて設備のデータを取り入れて解析し効率化を図る事が始まってきています。

この事からロボットやAIは生産技術に取って強い味方になっていくはずです。

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人から感謝される仕事の為、やりがいがある

日々仕事をしていて人から感謝される事は業種によって違いますが製造業では少ない方が多いかもしれません。私も以前の会社では必死に働いていてもいい製品を作って当たり前が常態化してしまい、同僚と飲む時にお互いを褒めあったりもしました(笑)

現在の生産技術職では業務上トラブル復旧などになる為、無事復旧した際などは現場の方に感謝される事があります。工具のオーバーホールで直ったときなども同じです。

やはり感謝されると嬉しいですし次はもっと早く対応しようとか直したついでに使いやすく改善しようとやる気がでます。

大事にしていることはトラブル対応後は片付け、清掃を必ず行ってから帰る事。工具のオーバーホールの時は汚れを落として綺麗な状態で渡すこと。

これらを大事に仕事をすればおのずと現場の方との良い関係性が築けてやりがいに繋がってくると思います。

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まとめ

今回将来性のある職種である3つの理由と題して記事を書きましたが、やはり”きつい”イメージの原因は初めに書いた”多くの知識を得られ、そして学べる”ということを裏を返せば膨大に勉強しなければならないとなる事。会社の色々な部署の人と接する為、人間関係での問題が発生しやすいところかと思います。

将来性のある職種であっても、どんな仕事でもひたむきに学び続ける姿勢と忍耐力がなければ仕事は続かないと思います。世の中将来性のある職種はまだまだたくさんあると思いますがその仕事に就いてからが一番大事になってきます。

 

私も今年資格試験があり、新しい生産ラインも入ります。まだまだキャリアの序盤。

新しい事にどんどん挑戦して学んでいこうと思います。

 

ではまた